食道がんの治療法

食道がんの治療法には、大きく分けて4つあります。

内視鏡治療・外科手術・放射線治療・抗がん剤治療です。

がんが食道の粘膜にとどまっている極めて早期のがんに対しては、内視鏡治療を行います。

これは、メスでおなかを切り開く必要がなく、先端に小型のカメラがついた内視鏡を体の中に入れるだけで治療できます。

手術時間も少なく、傷跡も非常に小さいので、患者の体への負担は少ないというメリットがあります。

内視鏡的粘膜切除術で切り取れない場合は、外科手術が行われます。

これが、食道がんの治療で最も一般的なもので、がん病巣と一緒にリンパ節を含む周囲の組織を切り取ります。そして、食道の一部を切り取った後に食べ物が通る新しい道を作ります。

外科手術で対応できない場合は、放射線治療を行い、さらに全身にがんが進行した場合や体力的に外科手術や放射線治療が難しい場合に抗がん剤治療を行います。

食道がんが進行する具合に応じて、治療法は変わります。



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