胃酸過多で治療を受ける場合、胃酸を抑える薬など内服薬を処方してもらうと思いますが、同時に食事や食べ方も指導されます。
胃酸の分泌が多くなる原因には消化の悪い食べ物とストレスが考えられます。
消化の悪い食べ物を消化する為に、濃度の高い胃酸を分泌して消化しようとする為、胃酸が多く分泌されるのです。
ストレスは、自律神経が乱れ交感神経が活発になる事で、胃酸の分泌が過剰にあるのです。
また、よく噛まずに早食いも胃酸を過剰に分泌させる原因となっています。
胃酸過多になってしまったら、毎日の食事は消化の良い食事をしましょう。
脂質の多い肉や油の多い食事は避けます。
酢の物や辛い物、甘い物、カフェイン、アルコール、炭酸飲料もなるべく避けるようにします。
果物でもみかんの様な柑橘系の果物も避けるようにしましょう。
胃酸を抑える食べ物として大根おろしが非常に良いと言われています。
消化酵素のジアスターゼが豊富に含まれており、食べ物の消化を助ける作用があります。
消化酵素には発酵食品にも豊富に含まれている為、納豆や味噌なども胃酸過多にはお勧めの食品です。
この他、梅干し、卵、豆腐、白身魚、なども胃酸を抑える作用があり積極的に取り入れると良いでしょう。
消化が良い食事というとおかゆがありますが、毎日食べるのは厳しいのでいつもより水を多くして柔らかめに炊きます。
消化の悪い食品を避け、消化の良い食品を多く摂るようにし、少量を何度も分けて食べる様にすると良いようです。
胃が空っぽになってしまうと、胃酸過多の症状が強く出てしまいますので、3食の食事を少しづつ何回にも分けて食べる食べ方が良いようです。
大食いや早食いはいくら消化の良い食事を心がけても、胃に負担が掛り良くありません。
1回の食事は少なめに、消化の良い食品をゆっくりと食べると言う事が、胃酸過多を治療する食事の仕方です。