喫煙と肺以外の癌

たばこが癌の発生に深い関係があることっは知られていますが、 すべての癌のうち約3割の癌では、喫煙が関係していると言われています。

特に、たばこの煙が直接触れる部位にできる癌とは極めて密接な関係があります。


各種の癌とたばこが関係する割り合い

病名 たばこが関わる割合 病名 たばこが関わる割合
喉頭癌  96%  胃癌  25% 
肺癌  70%  脳腫瘍  25% 
咽頭癌  65%  直腸癌 15% 
口腔癌  60%  食道癌  50%
 


明らかにたばこを吸う人は吸わない人に比べて癌になりやすいと言えます。

米国において、1940年代から1950年代にかけて肺癌で死亡する男性が急激に増加しました。この原因は、1920年代から1930年代にかけて紙巻きたばこが全米に普及したためと考えられています。

たばこの普及は20年から30年後に、癌患者の急激な増加という形で社会的に大きな問題を引き起こしてくるのです。現在、若い女性でたばこを吸う人の割合が増加しています。

特に、これから子供を産み育てていく若い女性の喫煙は、確実にその子供にも影響を及ぼします。自らの体だけでは無く、次の世代をも蝕むたばこは一刻も早く止める必要があります。





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