食道がんは悪性度の高い癌

食道がんは、他のがんに比べて非常に悪性度の高い癌です。

悪性度が低いがんから確認すると、悪性度が一番低いのは、甲状腺がんです。

これは、10年ほど放置しておいても悪化せず、大きくなることも、体に影響を及ぼすほどの症状を引き起こすこともありません。次に、乳がんや子宮頸がん、大腸がんです。

次に、胃がんですが、胃がんは、分化がんとこれから進行する余地が大きいがんの種類のがんが、半分ずつ
くらいあって、特に未分化がんは早期がんでもタチが悪いです。

次にくるのが、食道がんです。胃がんに比べると悪性度は高くなります。

食道がんの特徴は、早期の段階で、遠い所にあるリンパ節に転移することが多いことです。

食道の周りには心臓や大動脈、気管などの重要な臓器があるので、浸潤しやすく、いったん浸潤すると助かる可能性は極めて低くなります。

食道がんより悪いのは肺がんです。肺がんは非常に転移しやすく、肝臓や頭にも転移していきます。
次が、肝臓がん、胆のうがんです。

がんの中で最もタチが悪いのは、すい臓がんです。

すい臓は体の奥深くに位置しており、周りを胃、十二指腸といった重要な臓器に取り囲まれています。

発見も非常に難しく、見つかった時点ではすでにかなり進行しているケースがほとんどです。



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