バレット食道

バレット食道の主な症状
 バレット食道は、逆流性食道炎が慢性的に続いた結果、正常な食道の粘膜が円柱上皮(胃粘膜の上皮)に置き換わってしまった状態で、放置すると食道癌(ガン)に移行する可能性が高いため、最近注目を集めている病気です。疫学調査によれば、バレット食道は、高齢の男性に多く、とくに食道穿孔ヘルニアのある人に多く発生していることがわかっています。


バレット食道の検査方法
 バレット食道自体に特有の自覚症状はとくにありませんが、逆流性食道炎や食道穿孔ヘルニアと合併している頻度が高いので、胸やけや呑酸(酸っぱいものが上がる)などの症状を訴える場合が多く見られます。こうした症状があった場合には、内視鏡検査を受けることが必要です。


バレット食道の治療方法バレット食道は、食道ガンの危険因子なので、定期的な内視鏡検査を欠かさずに受けて、癌を早期発見することが不可欠です。早期発見なら内視鏡で粘膜を切除すれば完治します。

         
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