逆流性食道炎と症状が似ている心筋梗塞

心筋梗塞の症状は、先に紹介した狭心症と殆ど同じです。
心筋梗塞は狭心症の悪化した状態ですから、原因も症状も狭心症と重なるのは当然のことです。
心筋梗塞になると冠動脈が長時間詰まり、血液が心臓の細胞に届かなくなるため、心筋の壊死が起こっている状態になります。
そのため症状が似ていても、狭心症に比べて事態は深刻です。
胸の痛みや苦しさが、30分以上続く場合には急性心筋梗塞の可能性が高くなります。
また心筋梗塞では、胸の痛みや締め付けるような苦しさに加えて、左の肩や顎にも痛みが広がる場合もあります。
最悪の場合には、死に至ることもある病ですから、正しい処置が重要になります。

狭心症の段階で治療を開始していれば、心筋梗塞に至らずに症状を改善することも可能です。
逆流性食道炎と診断されていても、胸の継続的な痛がある場合には、定期的に循環器系の検査も行うようにしましょう。
心筋梗塞では動脈硬化も大きな原因の一つになりますので、コレステロールの多い食事を摂っていたり、肥満の傾向がある人は、食生活を改善することが重要です。
繰り返しになりますが、逆流性食道炎も心臓疾患も生活習慣が大きく関係している点では、生活改善は欠かせません。

また症状を悪化させないためには、日ごろから健康状態の変化を見逃さないことが大切です。
忙しい現代では、症状さえ治まれば何も無かったかのように、体の不調を忘れてしまいがちです。
しかし、逆流性食道炎にしても心筋梗塞にしても、初期段階でのサインに気づくか気づかないかが、その後の症状を左右します。
また、体の不調を敏感に読み取ることで、受診の際の誤診を防ぐこともできます。
医者まかせにするのではなく、自分の体を知り、知識を持つことが、病気予防には重要なのです。