末期の食道がんの治療

 末期の食道がんの治療方法には、医療機関と連携して行う在宅医療があります。この場合は、急変する可能性が高いので、前もって対処法を確認しておいて下さい。

 次に症状を和らげ、苦痛をとる事を目的とした緩和医療があります。次に治癒を目的とした根治治療があります。次に残された日々を安らかにすごしてもらう為に行うターミナルケア(終末医療)があります。

 しかし食道がんは、殆どのケースで根治治療としての外科手術が適応外になります。また化学療法も満足出来ないのが現状です。それを打開するのがNK細胞療法です。食道がんに対して有効である症例が報告されています。

 NK細胞療法には副作用が殆どないものや、免疫力を強化するものなどがあります。また抗がん剤で起こる耐性が起こらないのも特徴です。この治療は点滴で行う全身治療ですので、様々な効果を発揮する可能性があります。

 多くの癌は、早期なら治る可能性が高いですが、自覚症状があまりないので、末期の食道がんにならない為には、定期健診や癌を防ぐ事が重要になります。

 癌を防ぐ為には、毎日バランスのとれた栄養をとる事が大切です。その他にも、食生活に変化をつけたり、食べすぎに注意したり、脂肪は控えめにしたり、お酒はほどほどにしたり、ビタミンや繊維質を多くとったり、塩辛いものは少なくしたり、熱いものはさましたてから食べたり、焦げた部分は食べないようにしたり、かびの生えたものは食べないようにしたり、日光にあたりすぎないようにしたり、適度にスポーツをするようにしたり、体を清潔に保つようにして下さい。