食道がんの食事療法

食道がんも原因不明で発症しますが、食事療法が必要なのは治療後のことです。

食道は、もちろん摂取した食物や水分が胃に到達するまでの道筋にあたる臓器であり、つまり食べたり飲んだりしたものはすべてここを通ります。

よって、食道がんの治療後は食道に多大なダメージを負っていることになります。

発症や再発の原因は不明ですが、基本的に脂肪分が良くないというものがあります。

また塩の取りすぎやカルシウムもがんを悪化させたり進行させたりするという結果が出ており、なるべくそれらを避けるのが常識です。

基本的には野菜中心の食生活が良いとされています。

食道がんの場合は、食べ物の大きさや堅さが問題になります。

食道を通るものは、できるだけ刺激がない形にする必要があります。

流動食か、軟らかくて刺激がないものか、せめてなるべく細かく砕いたものということになります。

以上は食道がんの治療直後から回復するまでの時期の話になりますが、体力をつけるためには食べなければならず、食べれば食べるほど回復途上の部位に負荷をかけるので、なるべく軟らかいものをメインに据えて食事療法を行って下さい。

消化の良い物、という配慮は不要です。消化や吸収は人並みにできるはずですし、そもそも軟らかいという時点でその条件は満たしています。



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