食道がんの自覚症状として、最初に現れるのは、喉の違和感です。口
から何かを飲み込んだときにチクチクする痛みが起きたり、しみるような感じがあったりします。食道がんの腫瘍が大きくなってくると、食道が狭くなります。
この時の自覚症状としては、食べ物が喉元や胸のあたりでつかえる、ということが起こります。
食道がんが進行すると、小さなものを飲み込んだときにも違和感を覚えるようになります。
食道がんが進行して腫瘍が大きくなると、食道がほとんどふさがれた状態になっているので、柔らかい食べ物や飲み物、さらには、唾を飲み込むことさえもできなくなってしまいます。
食べる量が減り、体重が減少していきます。
食道がんの腫瘍が大きく腫れ上がった場合は、肺や背骨が圧迫されてくるので、痛みを感じるようになり、さらには呼吸もしづらくなります。
気管支や肺にまでがんが転移したときには、咳や血の混じった痰が出ます。
声を出すための神経が影響を受けて、声がかすれたりします。