食道がんステージ2は、食道がんが食道の外膜まで進行していると判断されることです。
リンパ節に転移していなければ2A期、食道周辺のリンパ節にのみ転移をしていれば2B期に分かれます。
食道がんが、食道周辺の臓器に広がっていき、臓器に入り込むことを浸潤と言い、入り込んだ深さが壁深達度と言います。
食道がんステージ2の場合は、食道がん発生した粘膜上皮から粘膜固有層に入り込んでいる状態です。
食道がんステージ1、ステージ2、ステージ3は、外科手術をおこなうことが一般的で、食道がんの手術は他の臓器と比べても大きな手術となっています。
3領域郭清手術法
��0年代後半から、3領域郭清と呼ばれる手術法が確立し、腹部、胸部、頸部を開き、各リンパ節を郭清することで、治療が大きく向上しました。
ステージ2の手術時間は、進行状況により異なりますが、長い場合は12時間かかってしまうこともあります。
食道がん手術は、手術中に患者が死亡することもあるほど、体への負担が大きい手術でしたが、安全性も向上しているため、死亡率も低くなっています。